斎藤氏代理人「70万円はチラシやポスターのデザイン制作費」 後援会名義で支払いと説明
兵庫県の斎藤元彦知事が25日、交流サイト(SNS)を使った知事選の広報活動に関わった企業にポスターの制作費として約70万円を支払ったと認めたことに関し、斎藤氏の代理人弁護士が産経新聞の取材に「約70万円は(斎藤氏の)後援会名義で支払った」と述べ、内訳を明らかにした。また、約70万円の請求書を含む選挙に関わる全ての契約書類を近く公開する方針も示した。 【画像】SNS戦略で大炎上…PR会社経営者が投稿した記事の一部 代理人によると、企業側への支払いは11月4日と説明。内訳は、メインビジュアル企画・制作10万円▽チラシのデザイン15万円▽ポスター・デザイン制作5万円▽公約スライド制作30万円▽選挙公報デザイン制作5万円の計65万円に、消費税を加えた総額約70万円だったとしている。さらに、「選挙活動の広報戦略の監修を担ってもらった認識はない」とも主張した。 一連の疑惑は企業代表の女性が20日、SNSに「(知事選で斎藤氏の)広報全般を任せていただいた」「私が監修者として、選挙戦略立案などを責任を持って行い運用していた」などと投稿したことで浮上。業者への報酬が公選法の買収罪となる恐れが高いとして、SNSで情報が拡散していた。 企業側はこれまでの取材に「対応できない」などとしている。