全世界のレコードを支える社長の思いとは?最初は「何も分からなかった...」が世界で1社しかない原盤メーカーに
若者を中心に近年はレコードブーム
近年、アナログ盤が再評価され、マスター盤の生産は月1万枚ほどに回復。全社の売上高の半分を占めている。LPレコードならA面とB面を合わせて約50分。片面を聴き終えて、ひっくり返すのに手間もかかる。「それを面倒くさいと思うか、楽しみに思うかなのかな」と愛好家の気持ちを想像する。
縁あって移り住んだ宮田村で未知だったレコードや録音の世界に飛び込み、レコード文化の担い手になった。再評価は「もちろんうれしい」と顔をほころばせ、「今まで通りより良い製品を安定して供給し続けたい。必要とされる限り」と使命感を口にした。