【自律神経の乱れ?】リンパのプロが教える!五感に働きかけリラックスする秘策
夜眠る前に、自分の体をいつくしむ
木村さんは、夜寝る前にひじやひざなどの関節、体の脇など「今日も一日、よくがんばったね」となでていつくしむことを習慣にしています。 「お腹が痛いとき、手を当てたら少しラクになったという経験はありませんか。やさしく触れることで、脳の伝達神経物質“オキシトシン”が分泌され、脈拍や血圧も安定し、幸福感が得られます。 いつでも自分を認め、安心させてあげる。張りつめた心身をゆるめて、眠りにつくことを習慣にしましょう」
フェイスブラシで、顔や首をなでるだけで脱力
心身が緊張しているとき、リンパの流れに沿って、顔の中心から外側へ、首は上から下へ、やさしくブラシでなでます。大きめなブラシだと力をかけ過ぎず、さっと広範囲をなでられます。
ひざなどの関節、肩や脇をなでて、ゆっくりいつくしむ
自分の体をなでてみると、「ここが凝っているな」などと小さな変化にも気付きやすくなります。日々、がんばっている体をねぎらうことを習慣にしましょう。
まず思い切り力を入れた方が、体の力を抜きやすい
体の力を抜きたいときは、横になって、思い切り力を入れて、脱力してみましょう。「一度力を入れた方が、体の力を抜きやすいのです。夜寝る前などにお試しください」
好きな色や香り、柔らかな触感、楽しい記憶を思い出す
心和む色や香り、ぬいぐるみなど、五感を大切に。木村さんは、亀やエイなど、水の中を自由に泳ぐ動物が好きで、自宅に柔らかい触感のぬいぐるみを飾っています。 次回は、僧侶で看護師の玉置妙憂さん直伝の心をゆるめるコツを紹介します。 取材・文=野田有香(ハルメク編集部)、撮影=中西裕人 ※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年6月号を再編集しています。
雑誌「ハルメク」