北海道紋別市、ふるさと納税半減 昨年度全国2位 ホタテ確保難で 11月末時点
北海道紋別市の宮川良一市長は9日の定例市議会で、ふるさと納税の寄付金額が11月末時点で72億円と前年同期比で半減したと明らかにした。ホタテが価格の高い海外向けを中心に販売され、返礼品に充てる在庫が限られたため。昨年度のふるさと納税の寄付金額が全国2位、全道1位だった紋別市が順位を譲ることも懸念される。
市内の水産加工関係者によると、加工業者は円安に伴い販売価格が上昇した東南アジアを中心にホタテを販売した。さらに物価高により値段が上がった国内向けにもホタテを売り出し、返礼品として確保する量が制限されたとみられる。