ドジャース・ロバーツ監督「批判を常にありがたく受け止める」 解任報道に耐えた鋼メンタル
ドジャースは4年ぶりにワールドシリーズを制覇し、地元ロサンゼルスでは盛大な優勝パレードも行われた。 【写真】ドジャース帯同の美女リポーター・ワトソンさん 移籍1年目で頂点に立ち、初めてのパレード参加となった大谷翔平投手(30)も「圧倒されています」と驚きを隠せなかったファンの熱狂ぶり。ただ、順風満帆だったわけではない。今季で指揮官就任9年目だったデーブ・ロバーツ監督(52)は相次ぐ故障者に見舞われ、チーム状態が傾けばすぐさま熱狂的なファンや米メディアから容赦ないバッシングを浴びた。来季までの3年契約2年目であってもお構いなし。シーズン中から「解任」や「解雇」が取りざたされ、どうにか火事場をしのぎながらワールドチャンピオンに返り咲いた。 〝解任風〟が吹き荒れたのは今季だけではない。13日(日本時間14日)の「ドジャース・ネーション」が「ファンは毎年ワールドシリーズを要求し、実現しなければ敗北とみなされる」と伝えたことがファン心理の根底にあり、同時に「『デーブ・ロバーツを解雇せよ』という言葉は過去9年間で何度も書かれ、(後任に挙げられた)監督は数えきれないほどだ」と振り返った。 そうした過酷な環境下でロバーツ監督はどんな心境で臨んでいたのか。同メディアはロバーツ監督の言葉をこう伝えている。 「批判は常にあるという事実をありがたく受け止めることを学んだ。結果が求められるビジネスで、私はそれを理解している」 ナ・リーグで何度優勝しようが、ワールドシリーズを制さなければ評価されない使命を果たすためには、人並み外れたメンタルと思考回路が必要ということなのだろう。同メディアは「2024年のポストシーズンはロバーツ監督とドジャースにとってポジティブなことばかりだった。ファンが『ロバーツをクビにしろ』と唱えることはもうないと考えていいだろう」と結んでいる。
東スポWEB