王林、明石家さんまは“パワースポット”全国区で活躍の転機に
青森のご当地アイドル「りんご娘」でデビューし、バラエティ番組では青森弁でも注目されてきたタレントの王林さん。グループ卒業後は、ソロで音楽活動や女優業にも挑戦。そして今年2024年には、ミュージカル出演という新たな飛躍が待っていた。青森から日本中を席巻してきた、王林さんのTHE CHANGEとは。【第3回/全4回】 ■【画像】明石家さんまとの出会いが王林のチェンジに。人生の転機を語る「THE CHANGE」オリジナル動画 いまや芸能界屈指のバラエティ力で愛されている王林さん。だが、青森でりんご娘として活動しながら東京で仕事を始めたときには、カルチャーショックを受けた。 「東京の街の速さに着いて行くのに必死でした。言葉も通じませんし、感性も青森の人と違いました。“なんでみんな、ここで笑うんだろう”って不思議に思いながらお仕事をしていました。青森だと、外で出会う人と必ずあいさつしていたのに、東京で知らない人にあいさつすると変な目で見られたり。みなさんが目の前の人じゃなく、スマホばかり見ているのも、初めての光景でした」 そんななかでも、故郷の言葉には誇りを持っていた。 「例えば関西の人って、テレビでも関西弁で楽しく話していますよね。青森のなまりだってステキな文化なんだから、このしゃべりを変えるつもりはありませんでした」
大きな転機となった明石家さんまとの出会い
青森と東京を往復する日々。王林さんのブレイクは、あるスターとの再会から始まった。 「2018年に『踊る!さんま御殿』(日テレ系)に初めて出演したとき(明石家)さんまさんがイジってくれてから、東京での仕事がどんどん増えていきました。実は、私がまだりんご娘に入る前、妹グループ・アルプスおとめにいたときにも『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)に出てお会いしたことがあったんです。『りんご娘の全国ご当地アイドル日本一への道』というコーナーで密着してもらって、そのときも番組がきっかけで活動の幅が広がりました」 りんご娘とアルプスおとめが取り上げられたのは’11年。王林さんはまだ中学生だった。それから7年後、再会したのだった。 「さんまさんは、私がアルプスおとめとして『からくりTV』に出たことも覚えてくれていました。東京に出てきても青森弁を話している私を“ブレない王林ってすごいな”とほめてくれて、“このキャラクターでいいんだ”と思えるようになりました」