ミア・ワシコウスカ主演映画『クラブゼロ』“何かがおかしい”本編映像が公開
『リトル・ジョー』で知られる気鋭監督ジェシカ・ハウスナーが、ミア・ワシコウスカを主演に迎えた映画『クラブゼロ』の本編映像が公開された。 【動画】映画『クラブゼロ』本編映像 名門校に赴任してきた栄養学の教師・ノヴァク(ワシコウスカ)は“意識的な食事/conscious eating”という、「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という食事法を生徒たちに教える。無垢な生徒たちは彼女の教えにのめり込んでいき、事態は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づき始めた頃には時すでに遅く、ついに生徒たちはノヴァクとともに【クラブゼロ】と呼ばれる謎のクラブに参加することになる――。 このたび公開されたのは、新しく赴任したノヴァクと校長(シセ・バベット・クヌッセン)の初対面を収めた本編シーン。ノヴァクは独身のため週末も働けると言い、その意欲的な姿勢に終始歓迎ムードで接する校長の姿が映し出されている。さらに校長はご機嫌な様子で、「私も“意識的な食事”を実践してみようかしら」と何気ない一言を呟く。そんな校長にノヴァクが手渡したのは、自身がプロデュースする「断食茶」。パッケージには満面の笑みを浮かべるノヴァクの顔があしらわれており、不気味な雰囲気が漂うが、のちに起こる悲劇を知る由もない校長は“何かがおかしい”という違和感に気づかないまま、映像は締めくくられる。 ハウスナー監督は、ワシコウスカとともにノヴァクの動機や事情、意図について徹底的に話し合うだけでなく、カルト教団の元信者たちにも取材したという。直接対話することで指導者像を明確にすることができたそうで、「ノヴァクは悪意を持って洗脳するわけではなく、心から教義を信じ、真実を理解してもらいたいだけ」と語る。ワシコウスカも「誠実かつ信念を疑っていない点が興味深く、同時にノヴァクの恐ろしさを増しています」と付け加えている。 <作品情報> 映画『クラブゼロ』 12月6日(金) 公開 (C)COOP99, CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINÉMA 2023