広島大瀬良大地（2024年9月27日撮影）

　広島大瀬良大地投手（33）が21日、巨人菅野の復活劇に刺激を受けたことを明かした。 　2学年上で大学日本代表でチームメートだった右腕は、35歳のシーズンで今季2年ぶりの2桁勝利となる15勝を挙げ最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。 　「今年はこれまでよりも進化した姿を見させてもらいながら『すげぇな。俺も頑張ろう』と思わせてもらってました。僕もそういう選手であり続けられる選手でいたいです」 　昨オフに人生3度目となる右肘のクリーニング手術を受けて臨んだ今季。6月7日ロッテ戦（マツダスタジアム）でノーヒットノーランを達成するなど防御率1・86と奮闘も6勝にとどまり、規定投球回に到達したシーズンでは初めて10勝を逃した。自身は21年から2桁勝利から遠ざかるだけに「規定乗ったら2桁ぐらいは勝ってないといけない」と引き締めた。 　通算100勝までも残り13勝に迫っている。「まずはしっかり体を鍛えて来年1年いいパフォーマンスを出せるようにと思いながらやることしか考えてないです」ときっぱり。ただ「いずれは到達したい。ここまで来たら目標なので。それが早ければ早いほどいいと思いますし、1個でも多く積み重ねていけたら」と力を込めた。