【漫画】『結婚予定日』の魅力とは? 松田元太&大原櫻子でドラマ化された“両片思い”の胸キュンストーリー
『結婚予定日』(Amazia)は、結婚を夢見るも恋に不器用なアラサー女子・河合佳子と、“AI”と称されるミステリアスクールな年下イケメン後輩・結城真臣の両片想いを描いたピュアなラブストーリー。小説投稿サイト「エブリスタ」で公開されている西原衣都の小説が原作で、2023年にはドラマ化もされ、結城を松田元太(Travis Japan)、佳子を大原櫻子が演じたことでも話題を集めた。今回は、そんな本作の見どころを紹介したい。 【漫画】イケメン後輩の“悩殺スマイル”にときめいたのもつかの間 まさかの大失恋 ■佳子、29歳を目前に大失恋 本作の主人公である佳子は、「26歳で結婚、27歳で1人目、29歳で2人目を出産……」と漠然と結婚までのストーリーを思い描いていたが、現実は29歳になっても独身のまま。 「30歳までに結婚できればいいかな…」と途中で軌道修正したものの、29歳の誕生日を前に、3年付き合っていた彼氏にフラれてしまう。その理由が、彼が栄転で地方に転勤、それに(無意識のうちに)ついていくつもりがなかったことを指摘されての別れだというのだからつらい。 失意のままその場を後にした佳子だが、その帰り道で転機が訪れる。泣きながら歩いていると、帰り道でばったり結城と遭遇し、彼氏にフラれたこと、30歳までに結婚すると考えていたこと、来週29歳の誕生日であることを打ち明けたところ…。 「(30歳までの)1年でお相手が出来なければ私と結婚しましょう」と、衝撃の告白を受ける。しかも、何よりもぐっとくるのが、告白してきたこのイケメン、実は恋愛に対して不器用で奥手なのだ。
■結城がとにかくイケメンすぎる ここで、結城のプロフィールをおさらい。佳子の部署イチの超絶イケメン・結城は、いつもクールでミステリアスなため周りからは“AI”と言われており、普段あまり笑わない彼がスマイルを浮かべると、周囲が色めき立つほどの“高嶺の花”的存在だ。 しかも恋愛に対して不器用なタイプで、例えば部署の飲み会で、結城がこれまでの恋愛経験の話をするシーンでは、同僚女性からは「これまでずっと受け身な恋愛で行動してこなかったから、相手の女性はみんな自爆していった」と鋭い指摘を入れられてしまう。 そんな人から告白されたら「勇気づけてくれただけ」と思うかもしれない。実際筆者だったら「気のいい冗談だな」と思うし、佳子も同じく、うれしく思いながらも「真顔で冗談言う人だっけ?」と思っていた。 しかし、結城のアプローチは続く。翌日会社ですれ違った際には、耳元でさりげなく「昨日の件冗談じゃありませんので」とささやいたり、「宜しければお食事に行きませんか」と積極的にデートを提案したり、そのデートでサプライズの誕生日ディナーをプレゼントしたりと、不器用ながらも着実に、佳子に対して愛情を伝えていく。 これなら「1年も経たずに結婚しちゃうのではないか」と思うくらいとんとん拍子に進む二人だが、そうはいかない。結城は自分の感情に気づいたり、表に出したりするのが得意ではなく、それが原因で相手に勘違いされてしまう一面を持っているのだ。 対する佳子も恋愛に不器用なタイプのため、それぞれにこじらせて自爆寸前に。それでも、二人とも嫌味がなく誠実な性格なので、時にすれ違いながらも、二人ならではの速度で距離を進めていく姿がほほえましく感じられること間違いなし。何より作画を手掛けるムノ先生の柔らかくて繊細なタッチが、二人のふわっとした恋愛模様のかわいらしさをさらに魅力的に見せていて、読んでいてほっこりさせてくれる。 また、コミックを読んだ後にドラマ版を見ると、さらに面白さが倍増するはず。特にここ最近バラエティーで衝撃の「7の段」を披露し、愛されキャラを確率している松田が演じる結城がいい。松田の色気とチャーミングさが結城にマッチしていて、より彼の不器用っぷりを愛らしいキャラクターに見せているのだ。ぜひともコミックを読んだ後はドラマ版も楽しんでみてはいかがだろうか? 『結婚予定日』は7巻まで発売中だ。