⚾WBC名将・栗山英樹さん、野球少年へエール 大谷選手ら一流の思考伝授 藤枝で講演会
藤枝市とNPO法人市スポーツ協会は15日、2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で監督として日本代表を世界一に導いた栗山英樹さんの講演会を市民体育館で開いた。市制施行70周年と同協会創立70周年記念事業の一環。野球に打ち込む小中高生ら800人が名将のメッセージに耳を傾けた。 栗山さんは冒頭、子どもたちの隣に座り、好きな選手や聞きたいことについて会話した。WBCの経験を交え、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手ら日本代表選手とのエピソードを紹介。状況判断の大切さや、一流選手の子どもの頃の考え方、取り組み方などを伝え、「人は能力が体の中に隠れている。必ずいつか出合える時があるので、それまで自分を大切に信じてほしい」と語った。 講演後は子どもらに囲まれ、サインや写真撮影に応じた。高洲野球スポーツ少年団に所属する高洲南小3年の越間朔人さん(8)は「隣に座って話しかけてもらえてうれしかった。最後の力を振り絞ってチームに貢献できる選手になりたい」と話した。 栗山さんの市内での講演会は3回目。現役時代は藤枝を拠点に自主トレを行っていたという。
静岡新聞社