YOSHIKI ディナーショー13公演完走 満身創痍「身も心も紅に染まっている」10月に3度目の頸椎手術
X JAPANのYOSHIKIが31日、東京・グランドハイアット東京で、全13公演のディナーショーを完走した。激しいドラムプレーによる損傷で、10月に米ロサンゼルスで3度目の頸椎(けいつい)手術を受ける予定。痛み止めなしでは耐えられないレベルの痛みを抱え、満身創痍(そうい)の中でベストパフォーマンスを披露した。 【写真】YOSHIKI 大谷翔平と対面時のサングラス390万円で落札 30日のディナーショーでは、一曲目から「紅」をピアノで演奏。ファンの不安を拭うように軽やかに音色を奏でたが、YOSHIKIは「なぜ紅で始まったかというと、身も心も紅に染まっているから」と自虐。頸椎(けいつい)の6番と7番の間に新たに人工椎間板を入れる手術について「首の手術も3回目で慣れてきちゃった」と心境を明かした。 昨年から首の慢性的な痛みが悪化し、医師から手術を勧められた。現在の症状として「左手の感覚がほとんどない」といい、気力だけで2時間半のショーに挑んだが、疲労からか「大変だよね。何とか皆に背中を押されて、倒れては起き、倒れては起き…。いろんな人に支えられているなって」とつぶやき、花道で横になる場面もあった。 X JAPANのPATAがゲストとして登場すると、表情が明るくなった。YOSHIKIが「元気?」と声をかけると、PATAは「元気です。あんたが元気か、俺は聞きたいくらいだよ」と鋭いツッコミ。これに口角を上げたYOSHIKIが「せっかくだから一緒に何かやってみる?」と誘い、2人はXの代表曲「Rusty Nail」を披露。息ピッタリにピアノとギターを奏で、お互いを鼓舞するように肩を組み合った。 盟友とのコラボも実現した全13公演のショー。「手術直前で痛いけど、アドレナリンが出て、コンサートすると、不思議と痛くない」と笑うYOSHIKIは、術後4~5週間で復帰予定。これからも音楽と歩むため、まずは体を整える。