高速道路で「非常電話」の看板を見ました。でもみんなスマホ持ってますよね? あえて使うメリットはあるのでしょうか?
スマホの場合は「#9910」をダイヤルして…。
緊急通報用の「非常電話」は、本線上(1kmおき)、トンネル内(200mおき)、IC、SA、PA、バス停、非常駐車帯などに設置されています。しかし、2024年現在はひとり1台スマートフォンや携帯電話を持っていることが大多数です。非常電話は通常のスマホとどのように違うのでしょうか。 【見ておいて損なし!】これが「非常電話」の使い方です(動画で見る) SNS上では、道路の非常電話について、こういった声が寄せられることがあります。 ・高速道路の非常電話、使ったことはないけどいつも存在が気になる ・高速で事故ってもスマホあるでしょ ・確かにほとんどの人は携帯やスマホ持ってるからそういう非常電話の出番は少ないよな… ・高速道路の非常電話って、あえて使うメリットはあるのでしょうか? しかし、非常電話は通常の電話とは全く異なり、すぐにトラブルを通報できるように特化した仕様となっています。 非常電話は、受話器を取るだけで道路管制センターにつながるようになっており、担当者が出たら、事故や故障の状況、負傷者の有無などを即時に伝えることが可能です。また、会話の不自由な方が使う場合、「故障」「事故」「救急」「火災」の状況を表示したボタンが設置されている非常電話だと、あてはまるボタンを押せばよいとのことです。 また、機種によってはボタンがないタイプもあるものの、受話器を上げただけでおよその位置が分かるようになっているので、問題ないとのこと。会話などが困難な場合は、受話器を叩くなどの合図で緊急事態の発生を知らせることも可能だといいます。 なお、スマホから道路管理者に通報するには、道路緊急ダイヤル「♯9910」を使うことができます。ただし、この「#9910」は、ダイヤルした後、自動音声ガイダンスに従って道路の管理者を選択することで、初めて選択された道路の管理者につながります。非常電話であれば、この手間をかけることがなく、かつシンプルな手順で通報が可能です。
乗りものニュース編集部