〔東京株式〕高値もみ合い=循環物色で持続力には疑問の声も(25日後場中盤)
(13時42分)日経平均株価は高値もみ合い。引き続きプライム銘柄の8割がプラス圏で推移している。ただ、「循環物色の流れから買いが入っているだけで、明確な買い材料があるわけではないため、上昇の勢いは長くは続かない」(大手証券)との見方もあった。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比305円92銭高の3万9110円57銭で始まるなど一段高。前場終盤の好地合いを引き継ぎ、幅広い業種に買いが入っている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比196円74銭高の3万9001円39銭と上昇した。東証株価指数(TOPIX)は39.40ポイント高の2779.59。半導体株に集中していた資金がその他の銘柄に向かい、幅広く買われた。配当金の再投資への期待も買いを後押しした。 89%の銘柄が値上がりし、10%が値下がりした。出来高は7億3727万株、売買代金は1兆8955億円。 業種別株価指数(33業種)は銀行業、保険業、証券・商品先物取引業が上昇率上位。下落はパルプ・紙のみ。 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高は2億5926万株。 【グロース】グロース250は大幅上昇。グロースCoreは堅調。 (10時00分)日経平均株価は小幅高でもみ合っている。引き続き幅広い銘柄が買われているが、日経平均は「寄与度の大きい半導体株の一角の下落が重しになっている」(大手証券)ため、上げ幅が広がらない。一方、東証株価指数(TOPIX)は一時1%上昇するなど、日経平均に比べて強い値動きになっている。 (寄り付き)日経平均株価は前日比29円25銭高の3万8833円90銭と小幅に上昇して始まった。為替の円安が輸出株中心に追い風になっているほか、米市場の物色を映して景気敏感業種にも買いが入っている。