衆院政倫審が「不記載」15議員の聴取終える…不正還流の経緯、新たな証言なし
衆院政治倫理審査会は19日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載のあった旧安倍、二階両派の議員計15人に対する弁明聴取を終えた。不正還流が始まった経緯などについて新たな証言はなかった。
聴取は17日から3日間にわたって行われ、19日は旧安倍派の福田達夫幹事長代行ら4人が出席した。福田氏は不記載について、自らの事務所に「(派閥)事務局から記載しないように指示があり、その指示に従っていた」などと説明した。立憲民主党は事実解明が進まなかったとして、衆院予算委員会で事件に関する参考人の招致を求める考えだ。