森永康平が金融教育の意義について言及「お金に振り回されない人生を送るために学ぶべき」
経済アナリストの森永康平が8月20日(火)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。8月から本格始動した「金融経済教育推進機構(J-FLEC)」の金融教育セミナーについて言及した。
森永康平は「日本では数百年単位でお金に頓着する人はダメだと刷り込まれてきた歴史がある」と述べ、その日本特有の美徳を一部肯定しつつも、生きる上に必要な「お金」に関する知識はつけるべきであると語った。 森永康平は「ブタの貯金箱」を例に出し、日本とアメリカの金融教育の違いについてわかりやすく説明。日本の「ブタの貯金箱」の穴は1つで、お金を貯めるという1つの考えしか教わらない。それに対してアメリカの貯金箱は穴が4つもあり、それには「貯める」という行動だけでなく、「投資する」、「寄付する」などの他の選択肢も存在しており、その中で子供が「どこに、何のため」にその穴に入れるのかを自身で考えて判断するのだという。 今後、進んでいく金融教育の中で上記のようなアメリカの良い部分は取り入れつつも、「金融教育」が「投資教育」になるのは1番避けるべきであり、“お金が主役の人生になるため”ではなく、お金の役割、本質を理解して、“お金に振り回されない人生を送るため”の授業をしていくべきだと自身の考えを示した。