ジェズスと2トップに並ぶ新たな攻撃の形 アーセナル新戦力ハフェルツに見えてきた光「前途多難なスタートだったが……」
空中戦も1つの武器になる
今夏チェルシーからアーセナルに移籍したMFカイ・ハフェルツに光が見えてきた。 アーセナルは9日に行われたプレミアリーグ第16節のアストン・ヴィラ戦を0-1で落としてしまったが、このゲームでもハフェルツは見せ場を作っていた。 強みの1つとなるのが193cmのサイズだ。昨季まで左のインサイドハーフに入っていたグラニト・ジャカとはタイプが異なり、ハフェルツは空中戦のターゲットにもなる。最近はポジションを上げたハフェルツにクロスを放り込むパターンもあり、この役割はハフェルツならではだ。 残念ながらハンドの判定で取り消されたが、アストン・ヴィラ戦でもハフェルツは終盤に右からのクロスに飛び込んでネットを揺らしている。今後もハフェルツは攻撃の貴重なオプションとなるだろう。 アーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』もその強みを評価しており、一時的にガブリエウ・ジェズスと2トップのような形になるパターンに手応えを感じている。 「ハフェルツのアーセナルでのキャリアは前途多難なスタートだったが、今では指揮官アルテタのスタイルの中で明確な役割を担っているように見える。ハフェルツがポジションを上げてジェズスと並ぶようになる4-2-4になることもあり、これでマルティン・ウーデゴーがビルドアップ時に深い位置でプレイできるようになった。アーセナルには、ハフェルツとジェズスの2枚を空中戦のターゲットにするオプションができたのだ」 11月以降は得点に絡む機会が増えており、徐々にアルテタ流の中でハフェルツの個性を引き出す術が見えてきたか。
構成/ザ・ワールド編集部