公演情報も一挙解禁! ミュージカル『七色いんこ』製作会見
漫画界の巨匠・手塚治虫の不朽の名作で、過去にも舞台化されてきた『七色いんこ』が、2024年9月14日(土) より新たにミュージカルとして上演される。 【全ての画像】ミュージカル『七色いんこ』製作会見写真(全15枚) 本作の原作は、代役専門の天才役者で泥棒の「七色いんこ」を主人公とした犯罪活劇で、1981年から1982年まで週刊少年チャンピオンで連載された漫画作品。脚本は、『進撃の巨人』-the Musical-や『BANANA FISH』The Stageなど人気原作の舞台化の脚本を数多く手掛けている畑雅文。 演出は、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンや『ブルーピリオド』The Stageなどの脚本・演出を担当する新進気鋭のクリエイター三浦香。音楽は、『最遊記歌劇伝』シリーズなどで知られる浅井さやか(One on One)が手がける。 主演・七色いんこを演じるのは、元宝塚歌劇団男役スターで、現在は俳優として活躍している七海ひろき。ヒロイン・千里万里子を元宝塚歌劇団娘役スターの有沙瞳が演じるほか、実力派のメンバーが勢揃いしている。 ビジュアルやチケット情報などの解禁に合わせて行われた製作発表会見には、七海ひろき、有沙瞳、藤田玲、土屋直武が登壇。会見は、劇中歌である「To be,or not to be.」の披露からスタートした。キャラクターの扮装に身を包んだ4人は、クールでポップな楽曲に乗せて美しいハーモニーを響かせる。七色いんこが舞台俳優の一面も持っており、原作のサブタイトルは演劇作品からとられている。それに倣って、楽曲においても『ハムレット』の台詞が散りばめられており、舞台で描かれる物語や他の楽曲へのワクワクも高まった。
それぞれが演じる役柄は……
作品の魅力、楽しみにしていることを聞かれた七海は「楽しみにしていることは全部です! 手塚先生の名作を、脚本の畑さん、演出の三浦さん、素晴らしいキャストの皆さんとミュージカルにするのが楽しみ。私自身、ミュージカルと名のついた作品に出演するのが宝塚退団以降初めてなのでそこも楽しみです」と語り、有沙も「私は昨年宝塚を退団し、2作目の舞台。初めて共演する方が多く楽しみですし、現役の頃にご一緒した七海さんとまた共演できるのが嬉しいです」と意気込む。 それぞれが演じる役について聞かれると、陽介役の土屋は「家庭や学校で孤立していたけど、モモ子という少女と出会って変わっていきます。モモ子役の髙橋果鈴さんとは三浦香さん演出の舞台でご一緒しましたが、舞台上で一切関わりがなかった。今回は素晴らしいご縁に恵まれたと思います」と語る。藤田は「僕が演じるトミーは、七色いんこの師匠的な存在。普段はNYの小劇場などでパントマイムなどをしているんですが、行き倒れていたいんこを拾う、育ての親みたいな感じです」と説明。 有沙は「千里万里子は七色いんこを追いかける女刑事です。元スケバンということで、私自身、どんな役作りになるかワクワクしています。みなさんの素敵なところを学んで進化したいです!」と意気込む。七海が「スケバンというところはさておき、ぴったりだと思います」と言うと、土屋と藤田も「衣装がすごくお似合いで」「原作から出てきたみたい」と大絶賛していた。 最後に七海が「七色いんこは代役専門の役者で泥棒。ミステリアスな部分があるのが魅力です。役者として芝居が好きところは私と似ているので、たくさんお芝居していこうと思います」と意欲を語る。 また、会見に合わせてメインビジュアルやキャストのソロビジュアルも解禁。4人からはキャラクターの扮装をした感想や撮影の裏話も明かされた。