線状降水帯発生で積算雨量300ミリを超える雨 長崎県で11月平年の2倍以上の大雨
長崎放送
長崎県は11月平年の2倍以上の大雨となっています。積算雨量300ミリを超える記録的な大雨で、長崎県内では土砂災害の危険性が高まっているとして気象台が警戒を呼びかけています。 東シナ海にある低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、長崎県内では大気の状態が非常に不安定となっています。 ■降り始め(1日午前4時)から2日午前5時までの降水量 平戸:302.5ミリ、松浦:301.0ミリ、新上五島町有川郷:235.5ミリ、壱岐市芦辺:196.0ミリ、壱岐空港:195.0ミリ ■今後の雨の予想 2日に予想される1時間降水量は多い所で、南部:30ミリ、北部:30ミリ、壱岐・対馬:20ミリ、五島:20ミリ ■3日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所) 南部:120ミリ、北部:100ミリ、壱岐・対馬:50ミリ、五島:50ミリ ■風の予想 2日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 南部の海上 18メートル (30メートル) 南部の陸上 12メートル (25メートル) 北部の海上 20メートル (30メートル) 北部の陸上 15メートル (30メートル) 壱岐・対馬の海上 20メートル (30メートル) 壱岐・対馬の陸上 15メートル (25メートル) 五島の海上 20メートル (30メートル) 五島の陸上 15メートル (25メートル) ■波の予想 2日に予想される波の高さは各地でうねりを伴って、南部:5メートル、北部:5メートル、壱岐・対馬:5メートル、五島:6メートル 長崎県ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害や浸水害の危険度が高まっています。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。 壱岐・対馬、北部、五島の海上では、2日昼過ぎにかけて非常に強い風が吹き、五島ではうねりを伴った大しけとなるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、暴風、うねりを伴った高波に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
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