「ミッション:インポッシブル」「E.T.」「レインマン」を一緒に観ていた? ヴェノム&エディのムービーリスト公開!
映画「ヴェノム」シリーズの最終章「ヴェノム ザ・ラストダンス」(公開中)から“ヴェノムとエディのムービーリスト”が披露された。 ケリー・マーセル監督が「エディとヴェノムの自分探しの旅」と称する“最終章”では、ヴェノムが映画知識を劇中で披露。「エディはヴェノムに影響を与えていて、エディとヴェノムは相手の一番の長所を少し取り入れて、最高の自分ccを引き出しました」とも語っており、2人で過ごした時間のなかでお互いを成長させてきた彼らにとって“映画”も欠かすことのできない大切な要素であることは間違いないだろう。 前作「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」では、2人がサンフランシスコのアパートで奇妙な共同生活をする様子が描かれている。エディのジャーナリストとしての仕事をサポートしたり、失恋を励ましたりするヴェノムの姿が見られたが、映りきらない日常の中で“2人で1つの体”をソファに預け、一緒に映画を観て過ごしていた可能性は大いに考えられる。 エディとヴェノムが一緒に観たであろう名作の数々……劇中で引用されている名作タイトルを一挙に公開する。 ●「ミッション:インポッシブル」シリーズ 【作品概要】 トム・クルーズの代表作であり、不可能を可能にする男、イーサン・ハントの壮大な冒険を描く、心躍る超大作スパイアクション。世界の危機を救うため、イーサンと彼の仲間たちは、まさに「不可能なミッション」に挑む。彼らの任務は、常に時間との戦い。息もつかせぬ展開の中、観客の心は躍動し、手に汗握る緊迫のストーリーが繰り広げられるが、見どころは何と言っても、トム・クルーズの体を張った圧巻のアクションシーン。超高層ビルを素手で登るシーンや、宙吊りでのスリリングな侵入など、CGに頼らない本物の迫力が画面から溢れ出す。 【「ヴェノム ザ・ラストダンス」での引用】 トム・ハーディ演じるエディが生身の状態ではるか上空を飛ぶ飛行機の機体にしがみつくシーンが登場し、「俺はトム・クルーズじゃない!」と叫ぶ様子が予告編でも確認できる。エディが置かれている状況はまさにシリーズ第5作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」でクルーズが見せた驚異の生身スタントそのもの。きっと2人でトム・クルーズのスパイアクションを観たのだろう。エディが口にした“トム・クルーズ”が通じたヴェノムが、その後披露するスーパーアクションも見逃せない。 ●「E.T.」 【作品概要】 巨匠スティーブン・スピルバーグ監督による、少年エリオットと地球に取り残されて一人ぼっちになった宇宙人との、言葉を超えた心温まる触れ合いと友情を描いた不朽の名作。エリオットの家にかくまわれE.T.と名付けられた宇宙人は、彼らの家族、そして友人らと地球で交流し絆を深めていく。そんななか故郷へ帰ることを望むE.T.のために、無事に仲間たちのもとへ戻れるよう画策するエリオットたちの冒険と友情が愛しくも壮大に描かれる。 【「ヴェノム ザ・ラストダンス」での引用】 E.T.をかごに入れて自転車をこぐエリオットが月を横切り空を飛ぶシーンや、言葉はなくとも指先を触れ合い友情を伝え合うシーンは、映画史有数の後世に語り継がれる感動の名場面であり、「ヴェノム ザ・ラストダンス」の予告編でもエディとヴェノムが、指先を触れ合わせようとするオマージュシーンが映し出されている。他にも「でんわ」をキーワードにしてヴェノムが会話をする姿が見られることから、「E.T.」で描かれる出会いと別れがヴェノムの中に刻まれていることが伺い知ることができる。 ●「レインマン」 【作品概要】 ダスティン・ホフマンとトム・クルーズの圧巻の演技力で紡がれる物語が世界中で観る者の心を打ち、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞のアカデミー賞4部門を受賞したヒューマンドラマの金字塔。高級車のディーラーとして働く中で多額の借金を抱えていたチャーリーが、父の遺産を目当てに帰省した先で、自閉症を抱える天才的な兄レイモンドの存在を初めて知ることから2人の旅路は始まる。 【「ヴェノム ザ・ラストダンス」での引用】 「レインマン」では、レイモンドの特異な才能を利用して一儲けを目論んだチャーリーは、レイモンドをラスベガスのカジノへ連れていき、彼の才能のおかげで大金を手に入れ、人生の軌道を修正することに成功する。「ヴェノム ザ・ラストダンス」でもラスベガスにエディとヴェノムが訪れた場面で「レインマン」の名を口にしている。手元にある20ドルを元にヴェノムがカジノへ挑もうとする様子が描かれるが、果たして2人の運命はいかに――。 ●「テルマ&ルイーズ」 【作品概要】 自由を求める二人の女性を描く魂を揺さぶるロードムービー。平凡な日常に縛られていた主婦テルマと、ウェイトレスとして働くルイーズ。彼女たちの週末のドライブ旅行が、予期せぬ事件をきっかけに、壮大な逃避行へと変貌を遂げる。シスター・フッド映画の代名詞であり、第64回アカデミー賞で6部門ノミネートし脚本賞を受賞、ゴールデングローブ賞でも脚本賞を受賞。抑圧された女性の解放と自己発見の旅路が描かれ、様々なトラブルに見舞われて、指名手配犯となり警察に追われる身になりながらも、荒野を疾走し束縛から解き放たれていく2人の友情の有り様が観る者の胸を熱くする。 【「ヴェノム ザ・ラストダンス」での引用】 指名手配犯となったエディがNYを目指す、エディとヴェノムの2人の逃避行が描かれている。そんな状況下でヴェノムが「テルマ&ルイーズ」に触れる一場面も。果たして、逃避行の先に2人をどんな結末が待っているのか。 ●「野郎どもと女たち」 【作品概要】 1920年代のニューヨーク、欲望と罪が渦巻く下町を舞台に、人間の魂の機微を描き出す珠玉のミュージカル映画。賭博に明け暮れる男たちと、彼らを救おうとする女たちの激しくも切ない闘いが描かれ、罪深き男たちと、純粋な信念を持つ女たちの出会いが、予想もしない恋と騒動を引き起こす。 【「ヴェノム ザ・ラストダンス」での引用】 「野郎どもと女たち」の主人公であるラスベガス1の天才賭博師スカイが運命の女神に幸運を祈る場面では、楽曲「Luck Be A Lady」が披露される。「ヴェノム ザ・ラストダンス」では、ヴェノムがラスベガスのカジノで手持ちの全財産である20ドルをスロットにつぎ込みながら「女神よ、今夜だけは淑女で」と歌う様子が映し出されており、約70年前の映画にも精通しているヴェノムの映画通な一面から、エディとヴェノムが一心同体で過ごした日常を伺うことができる。