オリックスが今季最多6連勝 曽谷が6回無失点 自己最多12奪三振で4勝目 頓宮、西川に適時打
「オリックス4-0阪神」(11日、京セラドーム大阪) オリックスは今季最多の6連勝。昨季の日本シリーズで激突した阪神との3連戦の初戦を取った。勢いは止まらない。 【写真】ほえる曽谷 ピンチでミエセスを見逃し三振斬り 先発の曽谷が6回7安打無失点で今季4勝目を。プロ入り最多の12奪三振をマークするなど、阪神打線を圧倒した。 初回は先頭の中野を1球で二ゴロ。続く前川には中前打を許したが、ハーレムベースボールウィークでともに日の丸を背負った森下を空振り三振。近本を見逃し三振に仕留めた。 二回は1死一、三塁とピンチを広げたが、木浪を一ゴロ、梅野を三ゴロでなんとか切り抜けた。そして、1点リードの六回2死満塁となり、打席にはミエセスが入った。 カウント2-2からのスライダーで見逃し三振に抑えると、曽谷はグラブをパンッと叩き、雄たけびを上げた。 昨季は6月14日に同戦で先発し、3回2/3を6失点と苦い記憶が刻まれた。今回はそのリベンジの意味合いでもあるマウンド。打線をシャットアウトし、進化を示した。 打線は五回だった。2死三塁で打席に入った頓宮が、右中間に打球をはじき返す先制打をマーク。「曽谷が頑張っていましたし、とにかく先制点を取りたかったので、なんとか先制点を取ることが出来て良かった」と充実感を漂わせた。 絶好調男も魅せた。続く六回1死一、三塁。村上が初球に投じた直球を右前に運び、5試合連続適時打&9試合連続安打。試合前時点で4試合連続決勝打を放っていた背番号7が、積極果敢な打撃で追加点をもたらした。「なんとかヒットになってくれたので良かったです」と謙虚にコメントしていた。