児童手当って第三子は第一子と第二子と比較してどれくらい多くもらえるのですか? 優遇されているんですよね?
子育て世代を支える国の支援として児童手当があります。児童手当は毎月子どもに対して5000円から1万5000円まで金額が支給されるため心強いでしょう。 しかし、金額は子どもの出生順によって異なり、第一子、第二子と比較して第三子は優遇されています。今回は児童手当について第一子、第二子のもらえる金額と第三子のもらえる金額を比較します。 ▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
児童手当の金額
まずここでは児童手当の金額を紹介します。年齢と支給される児童手当は下記の通りです。
筆者作成 3歳以上から小学校修了前まで、第一子、第二子と比較して5000円の違いが見られます。 ◆第一子第二子がもらえる児童手当 第一子、第二子は3歳までが一律1万5000円、それ以降中学校を卒業するまでは一律1万円で受け取れます。満額で受け取ることを想定すると下記の通りです。 ・0歳から3歳:36ヶ月で54万円 ・3歳から小学校修了まで108ヶ月で108万円 ・小学校修了から中学校修了まで:36ヶ月で36万円 合計で198万円を受け取れます。 ◆第三子がもらえる児童手当 次に第三子がもらえる児童手当の総額を確認します。第三子は3歳から小学校修了までの金額が異なるため下記の通りです。 ・0歳から3歳:36ヶ月で54万円 ・3歳から小学校修了まで:108ヶ月で162万円 ・小学校修了から中学校修了まで:36ヶ月で36万円 第三子の場合は合計で252万円受け取れます。そのため、第一子第二子と比較して54万円多いことが分かります。年収が一定数を超えると児童手当の調整が入るため注意が必要です(特別給付)。 なお、2024年12月からは第三子の児童手当が3万円に増額されます。また、対象年齢も15歳から18歳まで引き上げられることになっています。今回は現状の15歳までの年齢で、0歳から15歳まで一律で3万円受け取った場合で計算すると、180ヶ月✕3万円のため540万円です。 仮に、第三子が18歳まで毎月3万円受け取る場合は216万円になるため、満額で648万円と現在と比較して非常に大きな金額になります。