＜欧州選手権　フランス・ベルギー＞敗退が決まり落胆するベルギー代表デブルイネ（ロイター）

　◇欧州選手権決勝トーナメント1回戦　ベルギー0―1フランス（2024年7月1日　デュッセルドルフ） 　サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会決勝トーナメント1回戦は1日、世界ランク3位のベルギー（E組2位）が同ランク2位フランス（D組2位）に0―1と惜敗。注目の“強豪対決”は鉄壁の相手守備陣を最後まで崩せず。無念の16強敗退となった。 　黒星発進となるも1勝1分け1敗で1次リーグを2位通過したベルギーは、オペンダ（ライプチヒ）を今大会初スタメンに抜てき。ルカク（ローマ）との2トップを形成。主将のデブルイネ（マンチェスターC）は4―4―2のボランチとして起用された。 　試合は立ち上がりから慎重に入り、フランスに攻め込まれながらもほとんど決定機を作らせず。前半25分にはデブルイネ（マンチェスターC）がフリーキックから相手ゴールを脅かしたが、0―0のまま前半を終えた。 　後半16分、中盤でボールを奪取したデブルイネが絶妙なスルーパスで好機を演出。DFラインを抜け出したカラスコ（アルシャバブ）だったが、ゴール前でのシュートを後方から猛スピードで詰め寄ってきたエルナンデス（ACミラン）にブロックされてしまい無得点。同26分にはエリア内でルカクが強烈なシュートを放つも相手GKメニャン（ACミラン）に防がれた。 　さらに同38分、スルスルと攻め上がったデブルイネがペナルティーエリア手前から右足一閃。強烈なミドルシュートを放ったが、またもGKメニャンのファインセーブに阻まれゴールならず。すると2分後、途中出場コロムアニ（パリSG）のクロスが味方に当たってオウンゴール。不運な形で決勝点を奪われ、16強で姿を消すことになった。