維新・松井代表 鈴木宗男氏の出馬表明に「概ね好意的に受け取っている」
維新・松井代表 鈴木宗男氏維新からの出馬に「概ね好意的に受け取っている」
日本維新の会の松井一郎代表は20日、大阪市内で定例会見を行い、18日に新党大地代表で元衆院議員の鈴木宗男氏が記者会見で、この夏の参院選比例区に日本維新の会の公認で立候補を目指す考えを表明したことについて「迎え入れるにあたってなんのわだかまりもない。みなさん概ね好意的に受け取っている。国会議員団の中で協議中」などと話した。 【ノーカット】大阪市・松井市長が定例会見(2019年6月20日)
「我々にとってはありがたい」
松井代表は、鈴木氏と会談した際に「北方領土の返還に向けての仕事をしたい」と言われたことを明かした。 そして「丸山(穂高)議員の発言があって、僕がすぐに除名と謝罪にいきましたけど、だからこそ、維新で最後、北方四島、維新で北方四島の返還に向けた仕事をしたいとおっしゃっていた。これは我々にとってはありがたいと思ってました」と述べた。
丸山議員の発言で悪い影響、それを払拭するためにも
また「我々は小さな政党だし、北海道に基盤がありませんから、そんな中で今回、丸山さんのああいう発言と行動で非常に北方領土返還に対して悪い影響を与えたわけですから、それを払拭するためにも鈴木さんがそれを言っていただけるならありがたいと思います」と続け、結論は近々出るとした。
「サポートしながら戦うと感じている」
鈴木氏は5月に食道がんの手術を受けている。報道陣からは体調面についての質問が飛んだが、松井代表は「ありますけど、本人は『ここで勝負しないことは、命があっても死んだと一緒』と言っており、ここまでの覚悟があるので、サポートしながら戦うと感じている」と話していた。 また「出馬の際は比例か?」との質問には「選挙区も北海道で探してもらっている。鈴木さんは北海道が基盤ですが、娘さん(鈴木貴子衆院議員)のこともあるし、全国を回って少しでも票は稼いでもらいたい」と答えた。