【卓球】話題の“六角形ラケット”のメリットは? 製造元に聞いてみた
◇パリオリンピック2024 卓球 男子団体 準決勝(大会13日目=日本時間8日、パリ南アリーナ) 【画像】最終戦を落としがく然とする卓球の張本智和選手 卓球男子団体で日本代表と対戦したスウェーデン選手のラケットが話題になっています。 スウェーデンのモーレゴード選手が使用しているラケットは、一般的な円形とは異なり、角がある“六角形”のラケット。 この形状にSNSでは「あんなデザインあるんやな」「あんなのルール上ありなん??」「丸くない。初めて見ました」などの声が上がりました。
■メリットはスイートスポットの大きさ
この『サイバーシェイプ』というラケットを製造している『スティガ・スポーツ』によると、六角形ラケットにはいくつかのメリットがあるといいます。 まず『スイートスポットの大きさ』。 大多数のプレーヤーにとって好ましい打撃エリアがラケットの先端にあることに注目し、サイバーシェイプでは先端部分のサイズが大きくなっています。先端の打撃エリアは、一般的なシェークハンドのラケットと比較して11%も大きく、また重量が重くなりすぎないように、下部を削ったことで、角がある形になったということです。 さらにこの平面の形は卓球台との相性も良く、円形のラケットと比較して、より台に近づけてのプレーが可能になります。これにより、台に近い位置のボールもしっかりとラケットの打撃エリアでとらえて打ち返すことができるということです。