中国の輸出額、15年連続で世界1位に
【CNS】商務部対外貿易司の責任者はこのほど、2023年の中国の貨物貿易の国際市場シェアについて説明した。2023年、中国の輸出入総額は5兆9400億ドル(約931兆6890億円)に達し、そのうち輸出は3兆3800億ドル(約530兆1530億円)で、国際市場シェアは14.2パーセントを占め、2022年と横ばいで、15年連続で世界第一位を保持している。輸入は2兆5600億ドル(約401兆5360億円)で、国際市場シェアは10.6パーセントと、2022年よりわずかに増加し、15年連続で世界第二位を保持している。 世界貿易機関(WTO)が発表した2023年の世界の貨物貿易データによると、中国の輸出は国際市場シェア14.2パーセント、輸入は10.6パーセントを占め、いずれも2022年とほぼ横ばい。世界経済の回復が困難に直面する中、中国は国際市場シェアを全体的に安定させ、発展の強いレジリエンスを示している。 商務部対外貿易司の責任者は、中国が7年連続で世界最大の貨物貿易国としての地位を保持していると述べている。安定した輸出入市場のシェアは、産業チェーン・サプライチェーンの統合的な優位性と持続的なイノベーション能力に支えられており、中国の多様な高品質製品が国際市場で広く受け入れられていることを示している。メガマーケットの優位性を活かし、中国の輸入は他国の経済発展に強力な推進力をもたらしている。 2023年、世界の輸出総額は23兆8000億ドル(約3733兆300億円)で、前年比で4.6パーセントの減少を記録した。これは、2021年と2022年の2年連続の増加に続く減少だ。アジアの主要な輸出志向型経済体の中で、中国の輸出は4.6パーセント減少し、韓国、インド、ベトナムの輸出はそれぞれ7.5パーセント、4.7パーセント、4.7パーセント減少した。主要市場の需要を見ると、ヨーロッパ、北米、アジアの輸入量はそれぞれ4.7パーセント、2.0パーセント、0.6パーセント減少している。 2024年には、中国のさらなる貿易発展が期待されている。WTOは、2024年の世界貿易量が2.6パーセント増加し、2023年に比べ3.8ポイントの上昇を予測している。また、2024年第一四半期には貿易分野でいくつかの回復の兆しが見られた。(c)CNS-科技日報/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。