約束を果たすため旅をする1匹の犬が起こした奇跡の物語 高橋文哉&西野七瀬主演「少年と犬」特報公開
第163回直木賞を受賞した馳星周氏の名作小説を映画化する「少年と犬」の特報(https://youtu.be/F9TayT58S1w)が披露された。高橋文哉と西野七瀬が主演を務め、2025年3月20日公開。 本作は、様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを綴った6つのエピソードからなる原作短編連作小説の複数のエピソードに、オリジナル要素を加えて映画化。メガホンを取るのは、「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」「糸」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「64 ロクヨン」など、骨太な社会派ドラマから恋愛物語まで幅広いジャンルで、繊細で丁寧な演出に定評がある瀬々敬久監督。 企画・プロデュースは、「黄泉がえり」「余命1ヶ月の花嫁」などで知られ、「ラーゲリより愛を込めて」では優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆、脚本は「永遠の0」「藁の楯」「ディア・ファミリー」の林民夫。犬の多聞と共に旅をする青年・和正を高橋、多聞に命を救われる女性・美羽を西野が演じる。 特報は、「どうしても会いたい人のところに、犬が何千キロも旅をするって話、信じられる?」という美羽(西野)の語りかけから始まる。そんな穏やかな表情の美羽とは対照的に、必死に何かを追いながら悲痛な表情で「多聞!」と叫ぶ和正(高橋)。その声に呼応するかのように吠える多聞の、時間も距離も途方もなく長い旅の様子が描かれる。 冒頭の幼い多聞と小さな少年が戯れる幸せな時代に比べると、あまりに過酷な3000キロにもおよぶ旅。それでも、多聞はひたむきに真っすぐ大切な人のもとへ走り続ける。旅の最後には何が待ち構えているのか。 あわせて、新たなビジュアルが披露された。強い覚悟を感じる眼差しの和正、憂いを帯びた表情の美羽に加え、波打ち際でたった一匹、海の方角を見つめる多聞の姿が印象的だ。