保険の基本をおさらいしよう! がん保険を検討するポイントとは?
がん保険の留意点
がん保険のなかには、上皮内がんなどの初期段階の「がん」については、商品によっては補償の対象外となっているものや、保険金が少ないものもあります。しかし、上皮内がんなどの初期段階の「がん」も、「がん」と同じ補償内容となっているものも増えています。 なお、がん保険を契約する前に、「がん」と診断確定されている場合は加入が難しい、あるいは過去に「がん」を経験されているか否かなどによって、保障内容などが変わる場合があります。また、がん保険の契約後、保険期間の初日から90日間は待期期間といって、やはりがん保険の補償の対象外です。
まとめに代えて
「がん」は闘病生活に時間を要し、経済的な負担も増していくことが考えられます。その「がん」の闘病生活に伴う、経済的な負担の軽減を目指すのが、がん保険です。 契約した後は当然、保険料が必要で家計からの支出が増えることになります。また、がん保険の対象は「がん」に限られますので、「がん」にならなければ、保険料が無駄になると思う方もいらっしゃるでしょう。 がん保険が必要か否かは、ご自身の勤め先の福利厚生制度やすでに加入している民間の保険、貯蓄等の状況を整理したうえで検討しましょう。 出典 厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況 厚生労働省保険局 傷病手当金について令和2年3月26日 第127回社会保障審議会医療保険部会 資料1 執筆者:大泉稔 株式会社fpANSWER代表取締役
ファイナンシャルフィールド編集部