今季大活躍のエスピノーザ&マチャドら投手陣の残留決定!来季の巻き返しには「一発も打てるアベレージヒッター」の獲得に期待【オリ熱コラム2024】
オリックスは10月17日、アンダーソン・エスピノーザ、アンドレス・マチャド、ルイス・ペルドモの外国人3投手と来シーズンの契約に合意したと発表した。来日1年目のエスピノーザは開幕から先発ローテーション入りを果たすと、宮城大弥、曽谷龍平と並ぶチームトップの7勝をマーク。同じく1年目のマチャドも53試合に登板し、23セーブをマーク。2人ともオールスターにも選出された。途中加入したペルドモは、昨シーズンはロッテで最優秀中継ぎ投手になった実力を新天地でも発揮。28試合に登板して防御率0.64と驚異的な数字をマークしている。 球団は「来シーズンも必要な戦力」として、エスピノーザとは早くから交渉を開始しており、まだ26歳という若さもあって「伸びしろがある」と高評価。マチャドとペルドモは3連覇に貢献した宇田川優希や山崎颯一郎らリリーバーが離脱した後に穴を埋めた存在なだけに、来シーズンも欠かせない存在と判断したようだ。リリーフ出身で今季はブルペン担当コーチとして彼らを身近に見てきた岸田護新監督にとっても嬉しいニュースになったはずだ。 エスピノーザは帰国時に「皆様からいただいたご期待に応えられるよう、オフシーズンも一生懸命トレーニングに取り組みます」とファンに再会を約束。マチャドは「これから先、できることならオリックスで何年も投げることができたらいいなと思っています」と生涯オリックス希望を宣言した。ペルドモも「いつも支えてくれて、共に喜びを分かち合ったチームメイトの皆に感謝の気持ちでいっぱいです」とチームやファンに対して好意的なコメントを残している。 ベネズエラ勢のリーダー的な存在だったマーウィン・ゴンザレスは現役を引退。ムードメイカーのレアンドロ・セデーニョの去就は未定だが、そろそろオリックスも「大当たり」な外国人野手を獲得したいところ。最後の「当たり」は2017年から19年まで在籍したステフェン・ロメロだろうか(21年に再入団するも途中帰国)。そのロメロも2020年に移籍した楽天ではフル出場したものの、オリックス時代は怪我にも悩まされて離脱する機会も多かった。ロメロやアーロム・バルディリス(10~13年)のような一発も打てるアベレージヒッターの獲得を期待したい。 文⚫︎THE DIGEST取材班 写真⚫︎野口航志
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