『仮面ライダーガヴ』パイロット監督・杉原輝昭「お菓子を使って仮面ライダーに変身!? その斬新すぎる設定で逆に僕は燃えました!」
――撮影現場では、どんなことを大事にしていますか? 杉原 『仮面ライダー』シリーズでは、演技経験の少ない若いキャストが多いです。それもあって、監督として納得できるシーンがなかなか撮れない場合もあります。それでもとにかく根気強く、若いキャストたちと話し合いながら、時間をかけて丁寧に、成長していく芝居をしっかり撮っていく。 それが、大河ドラマと同様に1年間をかけて撮影する『仮面ライダー』シリーズでは大事だし、特徴で魅力でもあるし、監督としての醍醐味だとも思います。 ――今後の展開が楽しみです。 杉原 物語的にはどんどんディープでエグい人間ドラマが展開されていきます。隠されていたショウマの過去なども明らかになりますが、映像はガヴらしくポップでカラフルに描いていきたいですね。 ☆『仮面ライダーガヴ』アクション監督・藤田 慧「『仮面ライダー』シリーズが50年以上守り続けてきたスーツアクターのいる現場を大切にしたいんです」 ●杉原輝昭(すぎはら・てるあき)1980年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、『仮面ライダー555』に助監督として参加し、以降は東映特撮作品を中心に助監督や監督として参加。主な監督作品は、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』『仮面ライダーゼロワン』『仮面ライダーギーツ』など ■『仮面ライダーガヴ』異世界からやって来た青年・ショウマが、人間界で少年と出会ったことをきっかけに仮面ライダーガヴに変身する力を得て、人間たちを襲う知的生命体・グラニュートとの戦いを繰り広げる。毎週日曜午前9時からテレビ朝日系列で放映中 取材・文/大久保和則 撮影/荻原大志 ©2024 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映