野菜や肉を切ったりと、料理に欠かせない「包丁」ですが、４月２２日、鹿児島県日置市の鹿児島城西高校で、この春入学した調理科の１年生が調理技術の向上を願い「包丁入魂式」を行いました。 ずらりと並ぶケースに入ってるのは真新しい包丁です。 ２２日、日置市にある鹿児島城西高校で行われた「包丁入魂式」。 この春、調理科に入学した１年生７５人の新しい包丁を祭壇に置き、調理実習での安全と技術向上を祈願しました。 そして、生徒を代表し調理科１年の若月琉香さんが「調理師を目指して努力します」と誓いの言葉を述べました。 調理科１年・若月　琉香さん 「調理実習で使用する包丁は、調理師を目指す者にとっては、体の一部のようにとても大事な道具となります。これからその包丁を使って多くの調理技術を習得し、立派な調理師を目指して、努力していきたいと思います」 庄村奈津美記者 「２０２４年、鹿児島城西高校調理科に入学した１年生に、これから調理する上で大事な、包丁が手渡されています」 ケースの中に入っているのは牛刀、ペティナイフの洋包丁２本に、出刃、薄刃、刺身の和包丁３本です。 包丁一本一本に生徒の名前が刻まれています。 調理科１年・安達優芽さん 「自分専用の包丁をもらえてうれしいです」 休みの日にはスイーツを作ることもあるというこちらの男子生徒は。 調理科１年・鎌田赳さん 「自分だけの包丁をもらえてすごくうれしいです。中２の頃に調理に興味をもって、調理師になりたいと思った」 Q、得意料理は？ 「よくカルボナーラを作っていて、母親がガトーショコラが好きなので、休日にはよく作っています」 調理科１年・入部真陽乃さん 「やっと調理実習が始まるんだなと思った。自分だけのものだから大切にしようと思う」 新しい調理服に新しい包丁。 生徒たちはこれから卒業時の調理師免許の取得を目指し、３年間学びます。