中学生に「金を出せ」 刃物のようなもの持った男が逃走 周辺の学校は集団下校など対応追われる〈仙台〉
仙台放送
18日夕方、仙台市青葉区の公園で帰宅途中の中学生が刃物のようなものを持った高齢の男に「金を出せ」と脅される強盗未遂事件がありました。犯人は現場から立ち去っていて、近くの小学校では児童が保護者と一緒に登校するなど地域には不安が広がっています。 事件があったのは18日午後5時過ぎ。青葉区川平の川平北公園で、帰宅途中の男子中学生が刃物のようなものを持った高齢の男に「金を出せ」と脅されました。 中学生は走って自宅に逃げたため、奪われたものはなくけがもありませんでした。警察によりますと、男は10センチほどのナイフのようなものを持っていて、黒っぽい服を着ていたということです。 近所の住民 「子供たちが学校終わりによく遊んだりしている公園で、近くは住宅が多いので、ちょっと怖いなと思います」 公園は住宅が密集する場所にあり、近くに住む人によりますと、中学生の野球クラブの練習にも使われているということです。北に400メートルほどのところには小学校もあります。事件から一夜明けた19日朝、保護者に見送られながら登校する児童の姿が見られました。 児童の保護者 「最近不審者が多いという話を聞いているので子供には注意するよう言っているが、なかなか遊ぶなとも言えないので難しい」 「子供には危ないときは逃げなさい。立ち向かわないようにしたほうが良いと話した。早く犯人が捕まればいい」 さらに、小学校では終日、校庭の使用を禁止。登下校時は保護者に児童の送り迎えを依頼し、難しい場合は教職員が付き添って集団下校するなど対応に追われています。警察は強盗未遂事件として逃げた男の行方を追うとともに、登下校の時間帯にパトロールを行うなど警戒を強めています。
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