北海にセンバツ旗授与 新ユニホームで躍進誓う /北海道
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する北海(札幌市)に2日、センバツ旗が授与された。宮下朝陽主将(2年)とエースの木村大成投手(2年)はセンバツ用に新調したユニホーム姿で授与式に臨み、伝統のデザインを披露した。 新型コロナウイルス感染対策で2年生のみ26人が出席。毎日新聞北海道支社の末次省三支社長が秋山秀司校長を介し、宮下主将にセンバツ旗を手渡した。 末次支社長は「2年ぶりに開かれるセンバツで悔いのない試合をし、開幕試合の第1球で木村投手の素晴らしい直球を見たい」と激励。宮下主将は「OBや支えてくれる方々に全力プレーを見せられるよう頑張りたい」と躍進を誓った。 新ユニホームは、センバツで初の準優勝に輝いた1963年(第35回大会)当時を再現したデザイン。薄いアイボリーで胸の「HOKKAI」にアーチがかかり、袖口には黄色の星マーク。帽子の「H」は金色から、白地に紺に変わった。 平川敦監督は「創部120年の節目にセンバツの舞台で部の歴史と伝統をつなぎ、勝利に向かいたい」。木村投手は「期待に応えられるプレーで優勝をつかみ取りたい」と決意を新たにした。 北海は大会開幕の19日、第1試合で神戸国際大付(兵庫)と対戦する。【三沢邦彦】