現実はいかに...? ヘンリー王子、“地雷地帯”を歩いた母ダイアナ妃の活動を引き継ぐことは「自分の責務」と豪語
国連総会のハイレベルウィークに合わせてニューヨークを訪れ、地雷のない世界の実現を目指す人道支援団体「ヘイロー・トラスト」のイベントに出席したヘンリー王子。イベント後には、ダイアナ妃とヘンリー王子がアンゴラの地雷地帯を歩いた瞬間に立ち会った関係者が当時の様子を振り返った。 【写真】もう5年前...。「地雷地帯」を歩くヘンリー王子の姿
「母の遺志を受け継ぐ責務がある」
30以上の国と地域で活動する「ヘイロー・トラスト」が国際的に知られるようになったのは、ヘンリー王子の母ダイアナ妃が1997年にアンゴラのファンボで地雷地帯を歩き、地雷禁止の必要性を訴えたのがきっかけ。2019年には、ヘンリー王子もアンゴラで同じ地雷敷設区域を歩き、母の遺志を受け継いだことで注目を集めた。 2024年9月23日(現地時間)に、ニューヨークで開催されたヘイロー・トラストのイベントに出席したヘンリー王子は、ダイアナ妃のアンゴラでの活動についてこう語った。 「ご存知のように、アンゴラでのヘイロー・トラストの活動は、私の母にとって大きな意味がありました。そして私は、母の遺志を受け継ぐ責務をがあることをこの上なく真剣に受け止めています」 またスピーチでは、地雷除去への世界的な献身を呼びかけ、アンゴラの進展を祝うとともに、他の国々も続くよう促した。
関係者が振り返る「ダイアナ妃とヘンリー王子」
ヘイロー・アンゴラのプログラム・オペレーション・マネージャーであるヴァルデマール・フェルナンデス氏は、1997年から同団体に参加しており、ダイアナ妃がアンゴラの地雷地帯を歩いた瞬間にも立ち会ったという。フェルナンデス氏は『PEOPLE』誌に対し、ダイアナ妃の活動についてこのように語った。 「ダイアナ妃が訪れる前は、世界中で地雷問題に対する認識はほとんどありませんでした。しかし、1997年にダイアナ妃がアンゴラを訪れたことで、この問題への国際的な注目を集めることに大いに成功したのです」 さらに、当時のダイアナ妃の様子を「彼女は少しも怖がっておらず、むしろこの瞬間を喜んでいるように見えました」と振り返っている。またダイアナ妃の遺志を受け継ぐヘンリー王子に対しては「とてもうまくやっている」とコメントし、2019年にアンゴラでヘンリー王子をもてなした時のことをこのように語った。 「ヘンリー王子の表情を見ていると、とても感情的になっているのがわかりました。素晴らしい瞬間でした」 そして先日、ニューヨークで開催されたヘイロー・トラストのイベントに出席したヘンリー王子のスピーチを聞いたフェルナンデス氏は、こうコメントしている。 「ヘンリー王子のスピーチを聞いて、とても感動しました。ヘンリー王子は真剣にこの活動に取り組んでおり、最後までやり遂げようとしている。私たちはそこに到達できると思っています」
Harper's BAZAAR JP