B’z稲葉浩志さんのファンを「もてなし隊」 8月に故郷でライブ
人気ロックバンド「B’z」のボーカルを務める稲葉浩志さんのソロライブが8月に出身地・岡山県津山市で開かれるのを前に、地元の有志らが3日、全国から訪れるファンをもてなすため「津山おもてなしプロジェクト実行委員会」を設立した。稲葉さんゆかりの地を紹介するマップをつくったり、ファンが交流するブースを設けたりしてもてなす予定だ。 【写真】設立された「津山おもてなしプロジェクト実行委員会」=津山市役所、礒部修作撮影 実行委は「いろいろな人に津山を好きになってもらい、もう一度来てもらえるようにしたい」と意欲的だ。 実行委や津山市によると、稲葉さんは市民栄誉賞受賞者で、ソロライブは8月13、14日、津山市山下の津山文化センターで開かれる。地元での公演は2017年7月に「B’z」として行われた凱旋(がいせん)コンサート以来。 ソロライブでは2日間で津山に全国から1万人の来訪者があると見込んでいる。実行委はおもてなし隊、出店、企画の3分科会を置いて、ファンを迎える態勢を整える。道案内などおもてなしをするボランティアを募る予定。事業費は市からの補助金200万円のほかに、クラウドファンディング(CF)や寄付などで調達することも計画中だ。 実行委の委員長に就任したインテリアショップ「さしこう」社長の芦田雅嗣さんは「今回をきっかけに、いろいろなアーティストに津山でコンサートをしたいと言ってもらえるようにしたい」と夢を膨らませている。 夏の代名詞のようなヒマワリでファンを出迎える演出を、市内の五つのライオンズクラブが企画している。草丈が40~60センチになる品種の種を、プランター330個に4粒ずつまいた。 8月上旬には花をつける見込みで、同10~20日に、JR津山駅からライブ会場の津山文化センターまでの約1.5キロの沿道に並べるという。 7月から五つのクラブの代表を務める影山浩司さん(62)は「津山を訪れる人たちに喜んでいただけるよう、花でおもてなしをしたい」と話している。 津山衆楽ライオンズクラブの15人は6月7日、市内の障害者福祉施設の駐車場で、プランター300個にヒマワリの種をまいた。市内の保育園が育てるプランター30個と一緒に沿道に並べる予定だ。(礒部修作)
朝日新聞社