【ダメ物件かが一発でわかる】「中古マンション」の内見で絶対に見てほしい2つのポイント
● 内見では「日当たり・通風・眺望」をチェック! では、部屋の内見では何をチェックすればいいのでしょうか。それは「日当たり・通風・眺望」の3つです。この3つだけはどんなにリフォームやリノベーションをしても変えることができません。 それは言い換えれば、その物件だけの価値です。「価値」というと資産性だけの話に聞こえるかもしれませんが居住性の面でも日当たりや通風がいい物件は住んでいて気持ちいいでしょう。 なお、眺望は大パノラマである必要はありません。ただ、眺望がそれなりにいい物件は日当たりと通風も連動して確保されるので、ひとつの基準としてお考えください。 具体的な眺望の確認方法をお伝えすると、部屋の中からイスに座った状態で外を見たときに空が見えればそれは日当たりや眺望としてはクリアしていると考えて大丈夫です。 もちろん、この基準をクリアしていないからといって絶対にダメということではありませんのでご安心ください。ただ、気になる方はこういった確認をするのがいいでしょう。
● 共用部の確認も忘れずに! 部屋の確認に加えて、絶対に忘れてはいけないのは共用部の確認です。重要度だけでいうと、部屋などの占有部のチェックよりもはるかに重要かもしれません。 なぜなら、マンションとは同じ物件に住む住人との共同生活です。どんなに皆さんが部屋の中をきれいにしても、共用部が散らかったりしていれば気分は下がりますし、資産性も下がってしまいます。ですから、どんな人が住んでいて、どんな管理スタンスなのかを内見時にしっかりと見極めましょう。 共用部のチェックは、 ・ゴミ捨て場 ・駐輪場 ・エントランス ・掲示板 の4つを見れば大体わかります。 ゴミ捨て場や駐輪場が散らかっている場合は注意が必要です。ルールが適切に運用されていない場合やそもそもルールを守れない住人が多い可能性が高いです。掲示板に注意書きや警告などが多い場合も同様です。 また、エントランスなどの電球が切れていたり、汚れがそのままになっている場合なども管理ができていない証拠ですので、しっかりとチェックしましょう。 内見時のチェックはこの4点ですが、あわせて不動産会社には管理費や修繕費の未納率および管理状況、修繕計画などを教えてもらうようにしましょう。そこまでやれば、その物件の管理スタンスが確実にわかります。 繰り返しになりますが、せっかく買った物件が、共用部のせいで残念なものになっては後悔してもしきれないので、しっかり確認していきましょう。 以上が、中古物件のチェックポイントです。これらのことを意識しながらいい物件を選んでいってください。
江口亮介