美術造形家、村瀬継蔵さん死去 特撮映画「ガメラ」の着ぐるみ
「大怪獣ガメラ」など多くの特撮映画の着ぐるみを手がけた美術造形家の村瀬継蔵(むらせ・けいぞう)さんが14日午後8時21分、非代償性肝硬変のため東京都の病院で死去した。89歳。北海道出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男直人(なおと)さん。 1958年に東宝に入社。特撮映画の着ぐるみなどの制作に携わった。「モスラ」(61年)や「キングコング対ゴジラ」(62年)の造形助手を務め、黄金期の特撮映画で活躍。65年に独立し、「大魔神」シリーズの造形も手がけた。 今年の日本アカデミー賞で協会特別賞を受賞、初の総監督を務めた映画「カミノフデ 怪獣たちのいる島」も公開された。