ANA、羽田国際線6割が2タミ発 NYなど26便3月末拡充
全日本空輸(ANA/NH)は、羽田空港第2ターミナル(T2)から出発する国際線の便数を、現在の1日あたり16便から26便に拡大する。夏ダイヤ初日の3月31日から変更し、ニューヨーク、ソウル、バンコク行きなどがT2発となり、ANAが運航する羽田発の国際線43便のうち、60.5%がT2発になる。 【写真】コロナで"幻のターミナル"となっていた羽田T2国際線施設 新たにT2発となる10便は、出発時刻順にバンコク行きNH849便(午前0時5分発)、ソウル(金浦)行きNH861便(午前8時40分発)、広州行きNH923便(午前9時10分発)、ジャカルタ行きNH855便(午前10時20分発)、バンコク行きNH847便(午前10時50分発)、ニューヨーク行きNH110便(午前11時発)、ソウル(金浦)行きNH865便(午後4時10分発)、ソウル(金浦)行きNH867便(午後8時5分発)、ニューヨーク行きNH160便(午後10時45分発)、ジャカルタ行きNH871便(午後11時30分発)で、8月1日からはウィーン行きNH205便(午後10時45分発)が加わる。 到着便は、羽田到着の2時間前にターミナルが確定。また、ANAとコードシェア(共同運航)する他社運航便は、今後も第3ターミナル(T3)発着のままとなる。ANAの国内線はT2に乗り入れており、国内線と国際線の乗り継ぎ利便性を高めた。 羽田の国際線はT3発着だったが、T2の国際線施設が2020年3月29日に開業。その後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、4月10日までのわずか13日間の営業で一時閉鎖となり、2023年7月19日に運用を再開した。 当初は1日あたり5便だったが、冬ダイヤ初日の10月29日から同16便に増え、羽田発欧州行きは全便がT2出発になった。 また、ANAのマイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)」と、一般会員向け「ANAラウンジ(ANA LOUNGE)」も、3月31日からは閉鎖している一部の座席エリアをオープンし、本来の座席数である約1300席に戻す。
Tadayuki YOSHIKAWA