山本由伸が5勝目 6回⅓を8K2失点 大谷翔平は巧妙バント安打で3打数1安打
米大リーグ、ドジャースの山本由伸は20日、ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に中6日で先発。6回⅓を最多の100球、7安打1失点、8三振1四球で、5勝目を上げた。防御率は3・17。 立ち上がりは上々。フォーシームの威力があり、スプリット、スライダーの制球もよく、1安打されたものの、奪ったアウトはすべて三振だった。三回には2死二塁から3番ピーダーソンに先制の中前タイムリーを打たれ、先に失点。打線が逆転した後は、走者は出すものの、要所で絶妙にコントロールされた球が決まり、それ以上の失点を許さなかったが、七回1死二塁からタイムリーを打たれて2失点目。ここでロバーツ監督は肩をたたいた。 大谷翔平は「2番・指名打者」で出場。3打数1安打、1得点、1四球で、打率は3割5分3厘。本塁打でブレーブスのオスーナが13、14号を放ち、リーグトップを明け渡した。 初先発の左腕マンティプライに対し、一回1死走者なしの第1打席は意表を突いて初球シンカーを三塁線にセーフティーバント。一塁送球がそれて投手内野安打。塁上でニヤリとするシーンも見せた。三回の第2打席は8番キケ・ヘルナンデスの一発で同点に追いつき、無死一、二塁の逆転機で四球を選んで満塁。ここでフリーマンが中越え5号グランドスラム。続くスミスにも左中間アーチと3発で6点を奪って山本を援護。五回先頭の第3打席は左飛。八回先頭の第4打席は打球速度114マイル(約183キロ)の強烈な当たりの一直だった。 試合は6-4で勝ち4連勝、50試合を33勝17敗で終えた。