韓国与党・尹相鉉議員「国民の安全を脅かす暴動勢力への答えは『こん棒』だ」 トラクターデモを批判
韓国与党・国民の力の尹相現(ユン・サンヒョン)議員が22日、ソウル中心部で行われた全国農民会総連盟(全農)のトラクター上京デモについて、「公権力を壊し、国民の安全を脅かす暴動勢力への答えは『こん棒』だ」と述べた。 【写真】市民の歓声浴びながら韓国大統領官邸に向かうトラクター
これは、尹相現議員が23日、交流サイト(SNS)の自身のアカウントに「警察公権力を無力化させ、市民の安全と公共秩序を深刻に脅かした衝撃的な事件だ」として述べたものだ。 そして、「トラクターで警察のバスを持ち上げようとする危険千万な行為、阻止線を突破して(大統領)官邸に進入しようとする試みは明らかに違法であり、国民の安全を脅かす乱暴」「再びこのような試みが頭をもたげないよう、厳重に法的責任を問わなければならない」と指摘した。 さらに、「12・3非常戒厳事態以降、全国が大統領弾劾に賛成あるいは反対する集会で混乱している中、全国民主労働組合総連盟(民主労総)は反政府闘争ムードを露骨にかき立てている」「民主労総は12日、当初届け出ていた(ソウル市竜山区の)南営駅一帯を離れ、大統領室や大統領官邸に奇襲進撃した。先月9日には警察とデモ隊の大規模衝突により警察官105人が負傷し、民主労総組合員10人が警察官に対する暴行容疑で逮捕された」と言った。 また、「(韓国最大野党)共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は『(これまでは)民衆のつえだと言ってきたが、(今は)権力のこん棒になり、民衆に向かって振り回す行為を絶対にたたき直す』と脅しをかけた」「警告対象が間違っている。絶対にたたき直さなければならないのは、違法デモをした勢力の方だ」と批判した。 その上で、「公権力が政治的圧力に屈した瞬間、社会の法秩序は崩壊するしかない」「李鎬永(イ・ホヨン)警察庁長職務代行は警察トップとして、どんな外圧にも揺らがずに公権力を行使しなければならず、違法デモを主導した責任者らを最後まで追跡し、法的責任を厳しく問わなければならない」と強調した。 イ・テヒ記者