春の高校バレー全国大会への切符をかけた県大会 今月23日に決勝大会
高校バレーボールの最高峰、春の高校バレー全国大会への切符をかけた県大会の決勝が23日行われます。 22日は4年ぶりの顔合わせとなった女子の高校を紹介します。 2年連続16回目の全国を目指す富山第一。 粘り強いレシーブから伝統の高速コンビバレーでインターハイは全国ベスト16に輝きました。 中でも注目は、2人のミドルブロッカーです。 まずは、インターハイの優秀選手にも選ばれたキャプテン栗山。 得意とするのは移動攻撃の”ブロード”。 相手をほんろうする奇襲です。 *富山第一 主将 栗山奈々美選手 「相手ブロックがついてこれないようスピードを意識している」 そして、もう1人のミドル、園家の得意な攻撃がブロックのタイミングをずらす1人時間差。 小学生の時に相撲で全国2位に輝いたパワーで強烈なスパイクを繰り出します。 *富山第一 ミドルブロッカー 園家由花香選手 「自分が得点を決めてチームに貢献できたら」 富山第一伝統のセッターは2年生の池田、その司令塔を支える存在がいます。 *富山第一 リベロ 高橋蘭選手 「サユ!サユ!入って!入って!」 リベロの高橋。 後ろから的確な指示ができるゲームキャプテンです。 度胸のあるダイナミックなレシーブでどんな球も的確にセッターへ。 コンビの基礎を作る生命線です。 *富山第一 リベロ 高橋蘭選手 「リベロなので声を出して、チームを盛り上げることを一番に考えている」 *富山第一 セッター 池田小百合選手 「どのようにプレーしたら良いか(リベロの高橋が)声かけしてくれるのでプレーしやすい。頼りにしています」 この1年、重ねた練習試合は1000セット。 宮本監督の運転するバスに乗り、全国の強豪チームと練習を重ねてきました。 部員の多くが寮生活を送る。 Q.みんなの関係性は? *富山第一 リベロ 高橋蘭選手 「家族みたいな感じ」 *部員 「確かにー!」 Q.なんで富山第一でバレーを? *富山第一 リベロ 高橋蘭選手 「富一のバレーに憧れて」 SVリーグや日本代表で活躍する先輩たちに刺激を受け、365日バレーと向き合ってきた選手たち。 夢は2018年以来の春高全国ベスト8。 日本一の練習量で培った高速コンビで全国への切符をつかみます。 *富山第一 主将 栗山奈々美選手 「(全国ベスト8の)目標を達成するために毎日励まし合いながらやってきた。自分たちの強みを発揮して力の差を見せたい」 *富山第一 主将 栗山奈々美選手 「自分たちのコンビバレーで頑張ります!絶対勝つぞ!」 *全員 「おー!」 一方、4年ぶりの決勝に駒を進めた富山商業。 2年生のWエースを中心に高い攻撃力を誇ります。 Q.自分のキャッチコピーを付けるなら? *富山商業 井山千彩都選手 「富商の大砲です」 パワフルなスパイクが持ち味の井山。 そしてもう一人。 最高到達点は2メートル90センチ。 スーパージャンパーの水野が相手コートに襲い掛かります。 *富山商業 水野佑妃奈選手 「チームがつないでくれたボールはエースに上がってくる。それを全部決めれるよう頑張りたい」 富山商業は監督が変わって3年目。 4年前に初めて決勝の舞台に立ってから低迷していたチームは着実に力をつけてきました。(おととしはベスト8。去年はベスト4。今年は決勝進出) 選手はベンチ入りメンバー14人に対しわずか13人。 そのチームを支えてきたのが4人の3年生です。 *富山商業 大平幸司監督 「ひた向きにバレーに向き合う姿が後輩の心をガチっとつかんで引っ張っている」 オールラウンダーで大黒柱の中田。 コートの内外でチームを支えるキャプテンの高見と副キャプテン佐々木。 ケガで選手を諦め、マネージャーとして選手をサポートする清水。 4人のひたむきな姿勢が後輩たちをけん引します。 *富山商業 中田心寧選手 「最高学年としてチームを鼓舞し、引っ張っていこうと思う」 名物練習が... *主将「魂練習!」 *全員「ウルトラソウル」 全員でヘトヘトなりながらもボールを拾い、スパイクを打ち切る恒例の「魂練習」。 この3年間、仲間と苦しい場面を乗り越える力をつけてきました。 富商の新たな”伝説”を作るため、チーム全員で思いをつなぐ。 ”絆バレー”で初の全国出場を目指します。 *富山商業 高見瞳玖選手 「今まで一緒に頑張ってきた仲間と、支えてくださった先生方の思いを背負って、感謝の気持ちが伝わるような“絆バレー”で春高を目指します」 *富山商業 高見瞳玖選手 「絆バレーで全力で戦いに抜きます!」 *全員「CAN DO!」
富山テレビ放送