ロシアのミサイル、ポーランド領空に一時侵入-キーウやリビウを空爆
(ブルームバーグ): ロシア軍は24日、ウクライナへの空爆を実施した。そのうちのミサイル1発がポーランド領空に一時侵入した。一方、ウクライナ軍はクリミア半島沖でロシア船2隻を攻撃した。
ウクライナ空軍司令部はテレグラムで、ロシア軍が発射した29発のミサイルのうち18発と28機の無人機の大半を撃墜したと発表した。
地元当局によると、ウクライナの首都キーウ上空で10発のミサイルを撃墜し、同国最西部にあるポーランド国境に近いリビウ地方を狙った約20発のミサイルと7機の無人機も撃墜した。エネルギーインフラを狙った攻撃だった。
ロシアの巡航ミサイルが39秒間ポーランドの領空に侵入したと、ポーランド軍がX(旧ツイッター)で発表。ポーランド当局は北大西洋条約機構(NATO)の同盟国に通報したという。
少なくとも13機のロシア戦略爆撃機による攻撃の間、ポーランド空軍と同盟国は、空域を監視するためにジェット機を緊急発進させた。ポーランド軍報道官がテレビ中継された会見で明らかにした。
ポーランド外務省はロシア政府に説明を求めると表明。ロシアが2年前にウクライナに侵攻して以来、ミサイルがポーランドの領空に侵入するのはこれが3件目だった。
原題:Russian Missile Enters Polish Air Space, Kyiv Strikes Ships (2)(抜粋)
--取材協力:Yi Wei Wong、Natalia Ojewska.
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Aliaksandr Kudrytski