【京都便り(当日情報)】宝塚記念は“40年に1度の道悪”有利なのは外枠?
“福は外”!? 宝塚記念は梅雨時に開催されるが、道悪(重~不良)になったのは、グレード制が導入された84年以降の40年間で意外にも1度しかない。エイシンデピュティが逃げ切った08年(重)だ。 【写真】京都4Rは外を通ったプリズマジコ、ジーティームテキで決着 日曜の京都芝は未明まで降った雨により重馬場でスタートした。朝は曇りだったが、1R発走直前に小雨が降り出した。午後からも降り続く予報で、やはり16年ぶりの道悪開催が濃厚だ。 4R(芝1600メートル内回り)では本日最初の芝のレースが行われた。勝ったプリズマジコは中団から直線で外から差して快勝。2着ジーティームテキも後方から大外を伸びてきた。 勝った秋山騎手に馬場の傾向を聞くと「外ですね」と即答だった。 「先週あたりから、前へ行っても外へ出さないと持たなくなっています。伸びるのは外。(4Rも)内を突く選択肢はなかったです」 馬番を見ても、勝ち馬こそ(7)だったが、2~7着はすべて2桁馬番だった。枠順だけではないだろうが、最内枠だった1番人気(オタルグリーン)は8着に敗れている。 同じく4Rに騎乗して、宝塚記念ではディープボンドに乗る幸騎手は「もっと悪くなると思ったんですけどね。力のいる馬場になってきてはいますけど。昼から次第じゃないですか」と指摘していた。午後からも直前まで目が離せない。【太田尚樹】