“楽しさ”が生活満足度の基準? EXIT・りんたろー。が気づいた若手芸人との価値観の違い
ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日21時より「ABEMA NEWS チャンネル」にて生放送されている。15日(木)の放送では、内閣府が公表した「満足度・生活の質に関する調査報告書」において、生活満足度が2019年の調査開始以来、過去最高を記録したことを伝えた。 【写真】生活満足度が高いと語る兼近大樹ほか番組カット【5点】 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「驚きの結果ですね」と切り出し、「僕は『良い車に乗って、良い家に住みたい』と思ってこの世界に入ったし、今でもそんな風に思っている。だけど、若手芸人たちは、それが“満足”の基準になっていないようで、僕みたいなことを言う子がいない」とコメント。 続けて、「若くして賞レースを取った令和ロマンは、『ネットで自分たちのやりたいことが出来るし、お金も稼げるから、そんなにテレビに出なくてもいい』と言っているけど、個人的には『テレビの“稼げる”はレベルが違うぜ?』と思う。つまり、彼らは自分たちにとって楽しいことをすることが、お金よりも満足度が高いとする価値観だと感じた」と語った。 また、相方の兼近大樹は「日常に満足していなかったり、社会に不満を抱いていたりする人は、このアンケートにたどり着いていないのでは?」と疑問を浮かべた。 EXITにも生活満足度を調査し、「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点として点数を聞くと、りんたろー。は7点、兼近さんは10点満点という結果に。 この点数の理由を、りんたろー。は「プライベートはかなり充実しているけど、お笑いでやれることがまだあると思っている。いろんな番組に出て活躍したいし、まだ結果を残せていないという思いがある」とし、兼近は「生活に不満足はないから10点。まだやりたいことはあるけど、満足しているからこそ踏み出せる」と語った。 さらに兼近は「この質問は『あなたは満足ですか?』と聞かれているから、他人の生活と比べずに自分の考えだけで決められるものであって、回答は自分次第。僕も他人と比べたら10点ではない。僕みたいに『満足度が高い』と言える人は、自分軸で生きている人だと思う」と持論を展開した。 また、番組では、ストリートミュージシャンによる路上ライブについて、SNSで賛否割れる議論が起きていることを受けて、その是非について話した。 「お気に入りの人がメジャーデビューしたら嬉しい」「人が溜まって迷惑に思うことが多い」などと、それぞれの想いを聞いた上で、りんたろー。は「ゆずさんやコブクロさんといったアーティストが路上ライブで話題になったが、当時は発信する場所や、見つけてもらうきっかけがそれしかなかったのでは?今はいろんなSNSで発信することができるから、いまや路上ライブは1番コスパ悪い発信方法だと思う」と持論を展開。 兼近は「コスパではなく、気持ちを重視しているのでは?」と反論。続けて、「僕が芸人になったばかりの頃、劇場のチケットを手売りするために、路上で漫才をしていた。だけど、僕がやっていたことも、音楽の路上ライブも、いわば営業行為でダルいと思う。他人に迷惑をかけてまでやることなのかな?と思うけど、『僕に興味のない人にも聞いて欲しいな。あわよくば、刺さって欲しいな』と期待してしまう気持ちを受け止めてあげたい」とコメント。 さらに、「僕は路上漫才経験が今に活きていると感じていて、全く知らない人が笑ってくれるのか?と試すことが出来たし、アプローチすることで物怖じしなくなった。知らない人の前で何かをすることは大事だと思う」と力説。 兼近の意見を受けても、りんたろー。は「僕は否定派」と意見を変えなかったものの、突如「実は高校生の時に路上ライブをやっていました(笑)」と打ち明けて、笑いを誘った。
ENTAME next編集部