売り上げ先行計上6千件 「グッドスピード」調査報告
中古車販売大手のグッドスピード(名古屋市)は4日、決算の不適切な会計処理に関する外部調査委員会の調査報告書を公表した。顧客に引き渡す前の車両を既に納車したとして売り上げを先行計上する事例が2023年9月期までの6年間、子会社のバイクも含め約6千件確認された。調査委は、役員の指示があったことも認定した。 グッドスピードは「調査結果を真摯に受け止め、再発防止に全力で取り組む」とコメントした。遅れている有価証券報告書を3月29日までに提出するとともに、23年9月期連結決算も可能な限り速やかに公表するとしている。 グッドスピードは昨年9月、監査法人から指摘を受けた。