クリスマスの花束 葉っぱが主役? 枝物提案で人気
クリスマス気分を盛り上げる生花店のブーケで、花ではなく枝物が主役に躍り出ている。大手チェーンの青山フラワーマーケットは今年から、「ホーリーブランチ」と名付けて枝物だけを束ねた商品を全店で展開する。針葉樹や赤い実つきの枝で季節感を演出。オーナメント付きでツリー代わりにも楽しめる。 同チェーンでは昨年12月の枝物ブーケの販売が前年比20%増と好評で、今年はクリスマス専用品を企画して11月から販売する。 中目黒店では、店の前面にホーリーブランチを並べる。ヒムロスギやユーカリの緑の葉に、赤い実つきのウインターベリーなどを合わせて、クリスマスカラーを取り入れる。再購入者もいて、種類を小まめに入れ替えて飽きさせない工夫をする。 同店では一番の売れ筋で、他の花束に比べて男性の購入が多い。岡崎麻美ショップマネージャーは「枝物はどんなインテリアにもなじみ、種類ごとの出回り期間が短い分、季節感が出る」と魅力を話す。価格はMサイズ1320円から。25日まで販売する。
日本農業新聞