レーザー兵器でドローン撃墜、実験を公開 韓国の防衛事業庁など
日テレNEWS NNN
韓国の防衛事業庁などはレーザー兵器を使ってドローンを撃ち落とす実験を報道陣に公開しました。実戦配備されれば世界初となります。 突然、火を噴き落下していくドローン。韓国メディアによりますと、先月30日、韓国西部・泰安にある「国防科学研究所」の施設で公開されたドローンを撃ち落とす実験の模様です。 緑色のコンテナの上にある箱型の部分が「発射装置」で、3人の要員により操作されるといいます。 レーザーにより、700℃以上の熱エネルギーを加えることで、ドローンを燃やす形で撃ち落とし、1回の発射にかかる費用は2000ウォン(およそ217円)とされています。 ドローンの材質や距離によって、撃ち落とすのに必要なレーザーの照射時間は変わるものの、10秒前後あれば大半のドローンは撃墜できるということです。 北朝鮮からのドローンに対応することを念頭に開発されていて、今年中に軍に引き渡される予定です。 レーザー兵器が正式配備されれば、世界で初めてとなります。 今後、出力を向上させれば、航空機や弾道ミサイルなどにも対応できると考えられていて、韓国としては戦場の“ゲームチェンジャー”になると期待を寄せています。