“散歩拒否”犬に切実な願い 「翼をください」に乗せた飼い主の思いに共感の声殺到
散歩中のいぬが急に動かなくなるのは、よくある光景。“散歩拒否”犬と呼ばれ、ファンもいるほどの愛らしい行動です。夜の散歩中、地べたに伏せをして、動かなくなってしまったペキニーズがX(ツイッター)で話題になっています。“ストライキ”をしたのはなぜだったのでしょうか? 飼い主さんに詳しいお話を伺いました。 【動画】キラキラ輝く“散歩拒否”犬 エレクトリカルパレードのような“ストライキ”にほっこり 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
断じて動かないいぬ 飼い主の切実な願いに共感集まる
「今 私の 願い事が 叶うならば いぬ歩いてほしい」 合唱曲としておなじみの「翼をください」の歌詞をもじった、ユニークなコメントが添えられた動画。そこには、暗闇の中で伏せをするペキニーズが映っています。 光る首輪がピカピカとレインボーに瞬き、とてもハッピーに見えますが、頑として動かない様子。左側が気になったのか、顔を石垣のほうへ向けますが、立ち上がる気は一切ないようです。 この姿がX(ツイッター)に投稿されると6.4万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「きらびやかなだけに目を引きますね」「うちのペキも歩きとうないとストライキ起こします(笑)」「なんかすごい強い意志を感じますよね(笑)」「散歩から帰りたくないの?(笑) かわいい」などと共感の声が寄せられています。 また、「イッヌ『エレクトリカルパレードなうだから許して』」「今 私の 願い事が 叶うならば 飼い主抱っこしてほしい」と、ペキニーズの気持ちを代弁するようなリプライも集まりました。
動かなくなった理由とその後の様子は?
“散歩拒否”が話題になったのは、2歳のペキニーズの男の子「とろろ」くんです。飼い主さんによると、“ストライキ”を始めたのは突然のことでした。 「夜の散歩の帰り道で、家まであと少しのところで起こってしまいました。最初は道のど真ん中で動かなくなり、車が来たのでなんとか端っこに寄せたんです。しかし、そこからはまったく動かなくなったため、途方に暮れながら投稿をしました」 なす術がなく、やるせない気持ちを投稿したという飼い主さん。とろろくんがこうして、帰り道で立ち止まってしまうことは珍しくないそうです。 「散歩は大好きで、出発のときはハイテンションで猛ダッシュしています。ただ、運動や暑さが得意ではない犬種のためか、帰り道は疲れてしまって、今回のように座り込んでしまうことが多いです」 その後、どうやっておうちまで帰ったのでしょうか? 「こうなってしまうと頑なに歩かないため、抱っこで連れ帰りました。『抱っこする?』と聞くと、ようやく立ち上がってくれました」 ちなみに、キラキラとレインボーに輝く首輪とのコントラストがおもしろいですが、この光る首輪には、飼い主さんのちょっとしたこだわりがあるようです。 「夜間の暗い中でもいぬの存在に気づいてもらうための安全グッズです。もともとは1色に光る首輪をつけていたのですが、よりかわいく、より目立つレインボーカラーに途中で買い替えました(笑)」 飼い主さんは、そんな天真爛漫なとろろくんのかわいい表情を使って、「ペキニーズのとろろ」シリーズとしてLINEスタンプを制作しているそう。“散歩拒否”以外にも、さまざまな動きや表情で多くの人を魅了するとろろくん。これから暑い季節がやってきますが、散歩を楽しんでくださいね。 ○取材協力:ペキニーズのとろろ(@tororo_pekipeki)さん
Hint-Pot編集部