湘南の韓国代表GK宋範根

　湘南は２８日、雨がちらつく神奈川・平塚市内のグラウンドで約１時間半ほどミニゲームなどの練習を行った。 　２５日の磐田戦（２●３）では、開始１７秒でＦＷルキアンが先制点を決めるなど序盤に２点リードとしたが、後半４１分に逆転され、敗れた。ＧＫ宋範根は「勝てるような試合だった。すごいもったいない、悔しい」と、３失点した悔しさをあらわにした。「ただそういった感情は反復しないように。前回の試合に関してはすごい悔しいけど、終わったこと」と気持ちを切り替えた。 　２７日には、北中米Ｗ杯アジア２次予選のシンガポール戦（６月６日・シンガポール）、中国戦（同９日・韓国）に臨む韓国代表メンバーに選ばれた。３月に行われたタイ戦（２１日・１△１、２６日・３〇０）のメンバーにも選ばれたが、両試合とも出場はせず。宋は「試合に誰が出るかはまだ決まっていない。練習中にいいパフォーマンスを見せることによって、試合に出られるかどうかは決まってくる。試合に出るための最善の努力をしなければならない」と代表への意気込みを語った。 　６月１日（レモンＳ）に対戦するＧ大阪はリーグ最少失点（１１点）と守備が堅いチームで、失点が重くのしかかる。現在５戦負けなしと好調なＧ大阪については「いいチームですし、強いチーム」とするも、「それでもしっかりと戦わなきゃいけない。みんなで攻めて、みんなで守って。組織的にワンチームで戦っていければと思います」と強敵に対して気後れはしない様子。「今週はいい結果が期待できるんじゃないかなと思う」と磐田戦での悔しさを晴らすことを誓った。 　◆宋範根（ソン・ボムグン）　１９９７年１０月１５日、韓国・京畿道城南市生まれ。２６歳。韓国の全北現代で１８年にプロデビューを果たすと、２１年には東京五輪の韓国代表に選ばれ４試合出場。２２年のカタールＷ杯にも韓国代表として選出された。湘南には２３年より加入し、昨年は２４試合に出場した。