足元に注目! マンホールの”ふた”で宣伝できます 駅近くの3カ所で募集
マンホール広告、下水道維持管理の財源に
長野市は、下水道のマンホールのふたを広告に利用する「マンホール広告」事業を始めた。広告収入を下水道施設の維持管理の財源に充て、街のにぎわい創出にもつなげたい考え。長野大通り沿いや長野駅東口の計3カ所に設置する予定で、来年1月10日まで広告の掲載者を募っている。 【写真】もう1種の公共広告「都市ブランドデザイン」
掲載費用は6600円
掲載費用は月額6600円で、ふたにはめ込むデザインプレートの製作費(約10万円)も広告主が負担する。希望場所を選んで申し込み、応募者多数の場合は市内に拠点がある事業者を優先する。設置場所ごとに抽せんを行う。
先行して今月12日、長野駅前など4カ所に、市などによる「公共広告」をあしらったふたを設置した。日本たばこ産業(JT、東京)長野支社が製作費の一部を寄付した「ポイ捨て等禁止」を周知するデザイン、市が魅力発信のために作った「都市ブランドデザイン」の2種類がある。
ふたの販売も
市上下水道局総務課によると、特産のリンゴなどをデザインしたふたは昨年度から販売を始め、全国から買い求める人がいる。設置されている現地を撮影しようと街を巡る人もいるという。担当者は「たくさんの企業に関心を持ってもらいたい。歩行者は足元に注目してほしい」とする。
ながの電子申請サービスなどから申し込める。問い合わせは同課(電話026・224・5070)へ。