“裏金事件”代表質問で野党が追及 “裏金議員”公認問題に自民党内で困惑の声も…
日テレNEWS NNN
7日、衆議院本会議では石破首相の所信表明に対する代表質問が行われ、野党側は裏金事件についても厳しく追及しました。一方、自民党内からは石破首相がくだした裏金議員“非公認”などの決断に対して、反発の声もあがっています。 ◇ 7日午後1時過ぎから行われている代表質問。 立憲民主党 野田代表 「立憲民主党の野田佳彦です」 トップバッターは立憲民主党の野田代表です。
立憲民主党 野田代表 「能登の復旧復興について、おたずねをいたします」 5日に石川県輪島市の豪雨被災地などを視察した野田代表。 立憲民主党 野田代表 「投票所が避難所になっているところもあるんです。住民の皆さんの声は、こんなときに選挙じゃないでしょう、という声でありました。たくさんの声を聞きました。二重被災で苦しむ被災地で、果たして選挙準備ができるとお考えなのでしょうか」 被災地で見てきた現状を踏まえ、“早期解散”方針を批判しました。石破首相は… 石破首相 「すでに投票所の確保など、選挙の執行に向けた準備を進めていただいております。県選挙管理委員会とも緊密に連携し、被災地における選挙の実施に万全を期してまいります」
野田代表の質問に、時折うなずいたり、笑みを浮かべたりする石破首相。そんななか、野田代表が厳しく追及したのは、やはり「裏金問題」でした。 立憲民主党 野田代表 「なぜ自民党の衆参国会議員は脱税まがいのことをやって、なんで許されるのか。これが多くの国民の皆さんの感情じゃありませんか」 石破首相が旧安倍派の幹部らを非公認としたものの、ほかの多くの裏金議員らについては公認を認める方針を示したことについても… 立憲民主党 野田代表 「相当程度に非公認が生じるのではなく、大半が公認されるのではないでしょうか。公認をして、党としてお墨つきを与えるわけですよね。この公認が本当に国民の理解を得ることができるかどうか、よくお考えをいただきたいというふうに思います」 石破首相 「昨日、自民党総裁として公表した方針に基づき、公認に向けた手続きを進めているところであり、現時点において、公認となる方が誰かは具体的に確定はいたしておりません」